情だけでは人は救えない

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子供の頃、あなたは両親によく怒られたでしょうか?その当時は、反発したり反抗したり…。けれど自分が成長して親になって、あの時の親の気持ちが分かるとは、よくある話ではないでしょうか。あるいは、子供の頃は厳しくて嫌だったけれど、大人になって感謝しているということもあるでしょう。

言いにくいことを言うのは、言う方も勇気がいるもので、できることなら波風立てずに丸く物事をおさめたいというのは、誰にでもある気持ちかもしれません。

けれど、16年間大勢の患者さんを診る中で、情だけでは逆に相手をダメにしてしまうこともあるのだと思うようになりました。病気治しにおいては、患者さんに同情して、患者さんの都合のよいように流されてしまっては、治るものも治っていきません。治りにくい症状をお持ちの方は、子供の頃辛い思いをしていたり、複雑な過去がおありになることが多いものです。時に、こちらが涙するほどの過去をお持ちの方もいらっしゃいます。

時に「なんとかして差し上げたい」とマインドパワーを使うこともあります。パワーを使うと、痛み、痒み、抑うつなどの諸症状が緩和されます。何だかわからないけれど、気分が上向きになっていくこともあります。けれど、「痛いよね、辛いよね」と同情して、痛み取りだけしていたは、その人の病気は治っていくことは決してありません。

今までの思考・言葉・行動のパターンがあって、今の現実を創り出しているとしたら、そのパターンを変えない限り、状況は変わることはありません。病気を克服するには、意識の変革が不可欠であり、病気の原因となっている自身の生き方や考え方に気づくことが大切で、その原因を変える努力はご自身にしかできないことです。

私は、かつて「そうだよね。」と相手に同調して、相手に流されてしまい、言いたいことがあるのに、或いはこうした方がよいとわかっているのにその言葉を飲み込んでしまうということが多々ありました。その根底には、『これを言ったら相手が怒るのではないか。』『自分が嫌われるかもしれない』『傷つきたくない』という保身がありました。

けれど、思い切って言葉を吐き、その言葉を相手が真摯に受け止めてくださり、意識・行動の変容が起こった時に、病気や運命が良き方向へ変わっていくのを目の当たりにすると、自分の軸はぶらさずに伝えるべきことは伝えた方がよいのだと思うようになりました。もちろん、やみくもに自分の考えばかり押し付けていては相手も苦しくなってしまうでしょう。けれど、ここの部分を変えないと治らない、変わらない!と思った時は、そのポイントをお伝えするようにしています。以前は、「相手はどう思うだろうか」と相手の顔色を見ていましたが、どう受け取るかは、私ではなくて相手が決めることなのだと今では思っています。

過去に同僚と摩擦があり、同僚の言葉にひどく傷ついたのですが、その言葉はとても的を得ていて、後から振り返ると「言われて当然。あの時の同僚の言葉があったからこそ自分の至らなさに気づくことができた。」と感謝することがありました。上司から叱られ、その時は何を言われているのかわからなくて、「(自分なりに)頑張っているのに…」と反発すら覚えても、後から真意がわかり、自分の未熟さを恥じることもありました。

何がよいのか、正解なんてないのかもしれません。

それでも、どんな時も、自分の心にも相手にも誠実でありたいですね。

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