稲盛和夫氏著「生き方~人間として一番大切なこと」
稲盛氏は、冒頭に先行きの見えない混迷の時代だからこそ
「生き方」を問い直すことが大切であり、
この時代にもっとも必要なのは
「人間は何のために生きるのか」
という根本的な問いであり
生きる指針としての「哲学」を確立することが必要だと述べています。
(以下本文より抜粋)
魂を磨いていくことが、この世を生きる意味
私たち人間が生きている意味、人生の目的はどこにあるのでしょうか。
もっとも根源的ともいえるその問いかけに、
私はやはり真正面から、それは心を高めること、魂を磨くことにあると答えたいのです。
…
「この世へ何をしにきたのか」
と問われたら、私は迷いもてらいもなく、
生まれたときより少しでもましな人間になる、すなわち
わずかなりとも美しく崇高な魂を持って死んでいくためだと答えます。
俗世間に生き、さまざまな苦楽を味わい、
幸不幸の波に洗われながらも、
やがて息絶えるその日まで、倦まず弛まず一生懸命生きていく。
そのプロセスそのものを磨き粉として、
おのれの人間性を高め、精神を修養し、
この良にやってきたときよりも高い次元の魂を持ってこの世を去っていく。
私はこのことよりほかに、人間が生きる目的はないと思うのです。
昨日よりましな今日であろう
今日よりよき明日であろうと、
日々誠実に努める。
その弛まぬ作業、地道な営為、つつましき求道に、
私たちが生きる目的や価値がたしかに存在しているのではないでしょうか。
(以上抜粋)
経営に関する哲学やノウハウが書かれてあるのかと思っていましたが、冒頭から魂の話が出てきたことに驚くとともに、一流の経営者が魂について堂々と語っていらっしゃることを嬉しく思いました。命や健康・病気についても魂のこと抜きには、本当は語れないのですが、日本の医療の現場では心の在り方には目を向けられるようになっても、魂の話はいまだタブー視されているような現状があるからです。稲盛氏の一つ一つ心に響く言葉に共感、感動しながら読みました。
私たちは、魂の生長のために生まれてきています。私は、これまでの医師としての経験の中で、今の自分と魂(真の自分)とのギャップにより、様々な病や不幸が引き起されるように感じています。また、とても多くの方が過去のカルマによって、親子や夫婦間の確執で苦しんでいるように思います。
血の繋がりのある子供なのに、なぜか素直に愛することができない…。その場合、過去生のカルマが関わっていることがあります。あなたのお子さんは、そのカルマを今生こそは解消するために、あなたを選んで生まれてきました。
病気や不幸もすべて、本来のあるべき姿にもどるため、より幸せになるためのきっかけなのです。自分の心をだますことはできても、自分の魂を欺くことはできません。物質的に満たされていても、使命に目覚めておらず、生き甲斐や生きる喜びがなければ、どこか虚しく、心満たされないのは、本来あるべき姿とずれていることを魂はわかっているからです。
マインドパワーは、人間本来が持っている癒しの能力であり、潜在能力のスイッチがオンになると、その瞬間から自由に人を癒せるようになります。宇宙とダイレクトに繋がり、その源の力を日々利他的に使う中で、人は愛の意識に目覚めていきます。真の自分に目覚めていきます。魂の願いに沿って生きるとき、身体は軽く、心は晴ればれとしています。
人は、この世を去る時、今生で何を成したかを問われます。
今生果たせなかった後悔(カルマ)は、来生に持ち越されます。
たった一度の今生、後悔のないよう、精一杯、大切に生きたいものですね。
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